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バルトレックスに小児などの適応追加を申請

白い錠剤

バルトレックスと言う医療用医薬品をご存知ですか。
バルトレックスはグラクソ・スミスクライン社が開発した抗ウィルス薬であり成分名をバラシクロビルといいます。
その作用機序は、ウイルスのDNA複製を阻止しウイルスの増殖を抑えることで、帯状疱疹、単純疱疹、単純ヘルペスの発症抑制、水疱瘡、性器ヘルペスの再発抑制等の適用があり、皮膚科をはじめ、内科、泌尿器科、小児科、産婦人科など幅広い科で処方される薬です。

バルトレックスは別名第二世代抗ウイルス薬とも言われています。
もともと昔から使われていた抗ウイルス薬であるアシクロビルを、より標的部位へダイレクトに届くようプロドラッグ化しました。
吸収効率を良くしたおかげで、アシクロビルが1日5回も服用しなくてはいけなかったことに比べ、バルトレックスは1日2回の服用で同等の効果を得ることができ、大幅に利便性があがったのです。
ただし、バルトレックスはアシクロビルと比べ、小児に対する適応症が少ないため、その薬剤の持つ利便性の割には小児科領域ではなかなか使いづらい薬でした。
その問題を解消する目的で、厚生労働省は「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において開発の必要性をグラクソ・スミスクライン社に要請しました。
それを受けたグラクソ・スミスクライン社は開発をすすめ、2014年11月に小児における単純疱疹、帯状疱疹の発症抑制、造血幹細胞の単純ヘルペスの発症抑制、性器ヘルペスの再発抑制の適応が追加されました。
バルトレックスは錠剤のほかに顆粒製剤もあり、顆粒製剤の場合は小児が飲みやすいうえに、小児の個々の体重によって最適な量を調整できる利点もあるため、今回の適応追加によって小児のウイルス治療の幅が大きく広がったと言えると思います。